生理の量が増えたり、不正出血がある場合、子宮の中に病気があることもあります。

子宮の中にできる病気には、子宮内膜ポリープや子宮筋腫、子宮内膜増殖症や子宮体がんなどがありますが、超音波検査のみでは初期の段階で気づかないこともあります。

当院では子宮鏡検査という、先端が3mm程度の極細のファイバースコープで直接子宮の中を観察できる検査を行っています。

胃カメラと原理は同じですが、検査に伴う痛みは少なく麻酔を必要としないため、迅速に安全に検査ができます。

さらに検査中は子宮腔内の映像をモニターでご本人と一緒に確認することができます。

生理の終わりかけから7日目に検査をいたします。

検査にかかる時間は5〜15分程度です。

子宮鏡検査で異常が発見されれば、後日治療が必要になることがあります。

特に不妊症の原因になる、子宮内腔癒着や子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫、双角子宮などの子宮奇形も容易に診断できるため、不妊治療にはかかせない検査となってきています。