日本での子宮頸がん検診の受診率は約20%しかありません。これは受診率約80% の米国と比較しても、非常に低いのです。

子宮頸がんは、出血などで気付いたときには、すでに進行してしまっていることもあるので、子宮頸がんを発見するには、症状がなくても検診を受けることが非常に大切です。

検診を受けておられない方は、「まさか自分ががんになることはない」「がんになるなら何か症状があるはず」と思っていらっしゃる方が多くいると思います。そのほか、受診したいと思っていても、家事や育児、介護、お仕事に追われて、なかなか時間を取れずにいる方も多いと思います。目の前のことに精一杯で、検診だけで病院に行くなんて、と思ってしまいますよね。

私もこの10年以上、育児、家事、仕事にてんてこ舞いで、自分のことなんかずっと後回しにしてきました。でも、私ががんになったら、家族がすごく悲しむだろうなと思って、検診だけは受けています。

また、子宮頸がん検診では、細胞の採取のための内診がありますが、この内診への恐怖や不安によって受診を躊躇されている方も非常に多いと思います。もしかすると、これが受診に踏み出せない一番の理由かもしれません。

内診のせいで、もう二度と婦人科には行きたくないという方をゼロにできるよう、当院では、女性医師と女性スタッフが最大限の配慮と細心の注意をもって診療をしています。

安心して受診してくださいね。

                              Dr.ゆかこ