おりものが増えたり、においが気になる。これって、なんのサインでしょう?

おりものの検査でわかる異常は次の3つです。

①カンジダ膣炎

②性感染症(トリコモナス、クラミジア、淋菌など)

③細菌性膣症

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①カンジダ膣炎

膣の常在菌であるカンジダという酵母菌が異常に増殖した状態です。かゆみが主症状で、悪化するとカッテージチーズのような独特の帯下を呈します。

②性感染症

水っぽいおりものや、おりものの量が増えることが多いですが、クラミジアは比較的症状がでないため、感染していても気づいていないことが多くあります。

③細菌性膣症

善玉菌であるLactobacillus属(乳酸桿菌)優勢の状態から、好気性のGardnerella vaginalis や嫌気性のBacteroides属やMobiluncus属が過剰増殖することで、膣内細菌叢による自浄作用が悪化した状態にあります。

本来、膣は高い自浄作用のある器官です。

善玉菌であるLactobacillus属は膣内のグリコーゲンを分解し、乳酸を産生し、膣内が酸性に維持し、雑菌の侵入を防いでいます。

一方、悪玉菌であるBacteroides属などが増えると、膣内のムチンを分解し、アミンを発生させ、これが医学的には「アミン臭」といわれる「魚臭いにおい」の原因です。

②と違うのは、必ずしも性行為が原因でおこる訳ではありません。

ただ性行為の後に悪化することはあります。

また細菌叢のバランスをみているので、必ずしも原因菌が特定されるものではなく、膣内に炎症所見が乏しいこともあり、あえて、膣炎ではなく膣症といわれます。

治療のポイントは、善玉菌を減らさずに、悪玉菌のみを減らすことです。

そのためには過剰な膣洗浄もおすすめできません。

膣内を石けんで洗うのは、もってのほかですよ。

気になる方は、ぜひ、一度ご相談ください。